現場をいつでも公開しています

現場をいつでも公開しています。
いったい、どういうことでしょうか?
正直に言ってしまいます。
それは、答えは現場にあるということです。
住宅展示場、モデルハウス、完成見学会・・・
どれも、初めからお客様を迎える用意が出来ています。
お客様がやって来るとわかっているから、前もって用意周到な準備ができるんです。


そこでも、ある程度の情報は手に入ります。
でも、表面的な部分も紛れ込んでいるのも事実です。
誰でも自分たちを、良く見せたいですからね。
悪いことではないです。
でもお客様にとって本当に有益な情報って、現場にあると思うんです。
有益な情報・・・
あなたにとってそれはどんな情報でしょうか?
建築途中でも現場はいつでも公開しています。
完成してからは見れない部分を見ることができます。
- 現場の整理整頓ができていない
- 見る人は素人です。
失礼ですが・・・
技術力などは見ても分かりませんが、現場が汚いのはすぐ分かります。
整理整頓ができていないのは、誰の説明もいらないわけです。
散らかっているのはすぐ分かりますからね。
- 挨拶
- 忙しいので、現場の前を通る人、全員に挨拶しろとは言いませんが、目があっても挨拶しない。
これでは印象が良くなることはありませんね。
知らないふりをするシャイな職人もいますが、それとマナーとは別問題です。
- 何かにつけて対応が遅い
- 催促の電話がかかってくるようではいけませんよね。
- 言葉づかいが乱暴
- まあ職人さんですから、いく分仕方がないのかもしれません。
しかし、乱暴な言葉遣いだと一般の人は近寄りがたいでしょう。
本人たちは何とも思ってないでしょうが、怖いという印象を受けます。
別にショップ店員のように丁寧にしろとは言いませんが、普通の言葉遣いくらいは、最低限していないと近寄れないですからね。
- 清潔な服装
- 人は身なりで判断されます。
作業服も汚いよりきれいな方が良いでしょう。
身だしなみは整えていないと、それだけでイメージダウンにつながります。
下請けさんや取引業者にも協力をしてもらわないといけませんね。
これには時間がかかります、教育ですので。
服装が清潔であれば、それだけで全然イメージが違ってきます。
- 迷惑駐車
- 工事期間中は、トータル何百台という車が現場に来ます。
ほんのちょっとだからといって停めたとしても、近所の人にとっては非常に迷惑に感じます。
たとえ、それが1分間であっても・・・
一度でも迷惑だと思われたら、その後もそういう目で見られます。
たとえば、材料を持ってきた人が迷惑をかけていたら、それだけで命取り。
一瞬の気も抜けないです。

6つありましたが、すべてを完璧にできているところって非常に少ないです。
でも、住宅展示場で整理整頓ができていないところってありますか?
挨拶しない見学会ってありますか?
スタッフが汚れた服を着ているモデルハウスってありますか?
ないですよね。
間違っても、空き缶や吸殻が落ちてるということはありません。
初めからお客様をお迎えをする準備ができているからです。
プロから見ても、見るに堪えられない現場を見かけます。
たった1個の空き缶が落ちていてもそう思われます。
何気ないタバコのポイ捨て、職人の何気ない態度が命取りになっているんです。
それを見た瞬間に「あぁ、この会社はダメ」って判断しますよね。
大手ハウスメーカーの現場は、人の教育は一見よくできているように見えます。
でも、よく教育できているのは、下請けの一部の職人までのように思えます。
孫請けの職人、材料配送の運転手・・・そこまでは行き届かないようです。


経験豊富な棟梁のお話を直接聞くこともできます。
でも、それを一番厳しい目で見ているのが、現場のご近所の人達。
自社も含めて、もう一度戒めないといけないですね。
試しに一度、現場へ行ってみてください。
そこに答えがありますから。